タルキール:龍嵐録 統率者デッキ 全5種ガイド
2025年発売「タルキール:龍嵐録」統率者デッキ5種(アブザン/ジェスカイ/マルドゥ/スゥルタイ/ティムール)を実際の収録カードから解説。各デッキの戦略とキーカードをまとめました。
最終更新: 2026-09-21





かつて恐竜が支配していたタルキールに、時を経てドラゴンたちが舞い戻った世界が舞台です。5つの氏族(クラン)はそれぞれ1体のドラゴン玉座に導かれ、氏族の色に応じた統率者デッキとして再構成されています。
タルキール:龍嵐録 統率者デッキのテーマ
今回発売される統率者デッキは、氏族ごとに色もテーマも異なる5つです。
| デッキ名 | カラー | 統率者 | コンセプト |
|---|---|---|---|
| アブザンの守り | 白黒緑 | 不動なるフェロザー | 壁・タフネス参照 |
| ジェスカイの打撃手 | 青赤白 | 一心同体、シィコとナーセット | スペルスリンガー |
| マルドゥの怒涛 | 白黒赤 | 嵐裂きのズルゴ | トークン・生け贄 |
| 蘇りしスゥルタイ | 黒緑青 | 釣り合った天秤、テヴァル | 墓地・リアニメイト |
| ティムールの咆哮 | 青赤緑 | ティムールの咆哮、エシュキ | ドラゴン部族 |
氏族ごとに得意な動きがはっきり分かれているので、遊びたい戦略から逆算してデッキを選べます。
いつ、いくらで買えるか
「タルキール:龍嵐録」統率者デッキが店頭に並んだのは2025年4月11日です。
日本での価格は各¥5,280(税込)です(5個セットの定価¥26,400より算出)。
箱の中身
- カード100枚入りの統率者デッキ 1つ(新規アートのボーダーレス版・伝説のクリーチャー2枚を含む)
- 統率者本体と、各氏族のドラゴン神(伝説のクリーチャー)の2枚が通常のフォイル仕様のボーダーレス版
- 両面トークン10枚
- コレクター・ブースターのサンプルパック(2枚)
- 早見表カード・攻略インサート 各1枚
- デッキボックス 1つ
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アブザンの守り(不動なるフェロザー)

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デッキの内容
40体というクリーチャー比率が5デッキ中もっとも高いデッキです。中身の多くが《花の壁》《前兆の壁》《根の壁》《崇敬の壁》《草茂る胸壁》《斧折りの守護者》といった防御的クリーチャー(壁)で、統率者の不動なるフェロザーがこれらに攻撃を許可しつつ、戦闘ダメージをタフネス参照に変えます。受けから入って盤面を固め、後半にまとめて押し切る構成です。
キーカード
《突撃陣形》 / Assault Formation
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《突撃陣形》が場に出ると、クリーチャーの戦闘ダメージがすべてタフネス参照になります。《崇敬の壁》《肢体の壁》のようなタフネス6〜8クラスの壁が、そのまま6〜8点を殴る本物のアタッカーに変わる一枚です。同じ効果を持つ《裏工作》も収録されているため、2枚のうちどちらか1枚引ければ攻めに転じられます。統率者の不動なるフェロザー自身も壁に攻撃を許可する能力を持つので、《突撃陣形》とは完全に噛み合っています。
収録カード
クリーチャー40
インスタント5
ソーサリー6
エンチャント3
アーティファクト7
土地23
ジェスカイの打撃手(一心同体、シィコとナーセット)

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デッキの内容
インスタント15+ソーサリー15=呪文が30枚を占める、いわゆるスペルスリンガー構成です。《若き紅蓮術士》《僧院の導師》《どぶ潜み》《嵐窯の芸術家》といった「呪文を唱えるたびに得する」クリーチャーが並び、統率者のシィコとナーセットも呪文を唱えるたびに追加の価値を生みます。《思案》《定業》《選択》《考慮》といった1マナの軽い呪文が多いため、手数を絡めた展開の速さが持ち味です。
キーカード
《双対の声、ヴェイラン》 / Veyran, Voice of Duality
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《双対の声、ヴェイラン》が場に出ると、パワー・タフネス2以下のクリーチャーが誘発させる能力と、あなたが唱える呪文が誘発させる能力がすべて2回誘発するようになります。《僧院の導師》が生むモンクトークンが2体に、《どぶ潜み》の2点火傷が4点に、《嵐窯の芸術家》が生む宝物・トークンも2個にと、デッキ内のほぼ全ての誘発カードが恩恵を受けます。統率者のシィコとナーセットも呪文を唱えるたびに価値を生むため、ヴェイランが定着した後の1ターンは雪だるま式に手札とマナが増えていきます。
収録カード
クリーチャー18
インスタント15
ソーサリー15
エンチャント6
アーティファクト8
土地26
マルドゥの怒涛(嵐裂きのズルゴ)

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デッキの内容
トークンを並べて生け贄に捧げる、ワイド展開+アリストクラット寄りの構成です。《軍勢の戦親分》《刃砦の英雄》《さえずる魔女》でトークンを生み、《臓物の予見者》《不死の援護者、ヤヘンニ》で生け贄に捧げ、《頭蓋骨絞め》で1/1が死ぬたびカードに変えます。統率者の嵐裂きのズルゴは、3体以上で攻撃すると追加の戦闘フェイズが発生する能力を持ち、トークン戦術とかみ合っています。
キーカード
《神聖な訪問》 / Divine Visitation
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《神聖な訪問》が決まれば、以降このデッキが生成するトークンはすべて4/4飛行の天使になります。《軍勢の戦親分》の毎ターンのゴブリン、《さえずる魔女》の2体の蛇、《蛇術師》が墓地から作り直す蛇まで、本来1/1程度のトークンがすべて空の脅威に変わるため、なだれ込むような打点が一気に生まれます。地味なトークン生成カードを腐らせず活かせる、まさに一発逆転の1枚です。
収録カード
クリーチャー31
プレインズウォーカー1
インスタント7
ソーサリー6
エンチャント6
アーティファクト11
土地25
蘇りしスゥルタイ(釣り合った天秤、テヴァル)

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デッキの内容
墓地を肥やして、まとめて釣り上げるリアニメイト構成です。《縫い師への供給者》《面晶体のカニ》《サテュロスの道探し》で自分の墓地を掘り進め、《忌まわしい回収》《壌土からの生命》で必要なカードを探します。統率者の釣り合った天秤、テヴァルも土地が墓地に落ちるたびに価値を生みます。
キーカード
《生ける屍》 / Living Death
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このデッキの核が《生ける屍》です。両プレイヤーの墓地からクリーチャーを一斉に戦場へ戻すカードで、《破壊的な逸脱者》《絶滅の王》《ヤヴィマヤの化身、ムルタニ》のような墓地の量に比例して強くなるフィニッシャーを並べておけば、1枚で試合を決められます。《縫い師への供給者》《面晶体のカニ》《サテュロスの道探し》で先に自分の墓地を掘り進めておけば、これらのフィニッシャーはさらに大きくなった状態で戻ってきます。両陣営の墓地が戻る効果なので、相手の墓地の方が肥えている場面では逆に使い所を見極める必要がありますが、基本的には自分の墓地を優先的に肥やす構成になっています。
収録カード
クリーチャー36
インスタント7
ソーサリー12
エンチャント3
アーティファクト4
土地25
ティムールの咆哮(ティムールの咆哮、エシュキ)

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デッキの内容
ドラゴン部族デッキです。34体のクリーチャーの大半がドラゴンで、《龍王アタルカ》《ドラゴンの女王、ラスリス》《栄光をもたらすもの》《雷破の執政》と粒ぞろいの顔ぶれが並びます。統率者のティムールの咆哮、エシュキ自身もドラゴンを支援する能力を持ちます。
キーカード
《龍の大嵐》 / Dragon Tempest
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《龍の大嵐》はドラゴンが戦場に出るたびヘイストを与え、攻撃するたびにコントローラー以外の全員に1点ずつダメージを飛ばします。34体中ほとんどがドラゴンのこのデッキでは、着地したそのターンに殴りに行けるかどうかが体感速度を大きく左右するため、召喚酔いを帳消しにするこの1枚の価値はきわめて高いです。
《破断するドラゴンの嵐》 / Breaching Dragonstorm
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《破断するドラゴンの嵐》は「龍嵐(Dragonstorm)」というこのセット固有のキーワード処理を持ち、一定以上の点数——マナ総量のカードを唱えると、追加でドラゴン・トークンやボーナスが誘発します。《ドラゴンの財宝》のようなマナ加速で大きな呪文を唱えやすくしつつ、《リトヤラの反射》でドラゴンそのものをコピーする択もあり、終盤に息切れしにくい構成になっています。
収録カード
クリーチャー34
インスタント6
ソーサリー9
エンチャント7
アーティファクト6
土地26
まとめ
「タルキール:龍嵐録」統率者デッキ5種は、氏族ごとに戦略がはっきり分かれているのが特徴です。
- アブザンの守り:壁でためて、タフネス参照でじっくり押し切る
- ジェスカイの打撃手:軽い呪文を連打するスペルスリンガー
- マルドゥの怒涛:トークンを並べて生け贄で稼ぐワイド展開
- 蘇りしスゥルタイ:墓地を肥やしてまとめて蘇生する一発逆転型
- ティムールの咆哮:大型ドラゴンを並べる部族デッキ
どれも買ってすぐ100枚で遊べる完成度ですが、対戦を重ねるうちに物足りない箇所も見えてきます。改造の進め方は構築済みデッキの強化 実践編にまとめているので、「抜く10枚」「入れる10枚」の基準とあわせて読んでみてください。