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土地の選び方 — 36枚の中身と、色マナ源の必要枚数

統率者戦の土地36枚をどう選ぶかを解説。色マナ源が何枚必要かを確率で示し、基本土地・二色土地・フェッチ・ユーティリティ土地の使い分けと、タップインの許容枚数をまとめました。

最終更新: 2026-09-07

デッキ100枚の内訳では土地を36枚としましたが、その36枚に何を入れるかは別の問題です。ここを詰めないと、土地が36枚あるのに「土地はあるのに唱えられない」という別種の事故が起きます。

このページでは、色マナ源が何枚必要かを確率で示したうえで、土地の種類ごとの使い分けを整理します。

数えるのは「土地の枚数」ではなく「色マナ源の数」

最初に考え方を変えてください。重要なのは土地が何枚あるかではなく、特定の色が何枚から出るかです。

色マナ源として数えるものは次のとおりです。

  • その色が出る土地(基本土地・二色土地・多色土地)
  • その色が出るマナ・アーティファクトやマナ・クリーチャー
  • 土地を場に出すカード(基本土地を持ってこられるもの)

黒を4枚しか出せないデッキは、土地が36枚あっても黒いカードを唱えられません。色ごとに別々に数えるのが出発点です。

色マナ源は何枚必要か

99枚から引く場合の確率です(先手・マリガンなし)。

その色の源3ターン目までに1つ4ターン目までに2つ
16枚81.0%50.6%
20枚88.1%64.3%
24枚92.7%75.3%
28枚95.7%83.7%

読み取れること

1つのシンボル({B}や{G})を出したいだけなら、20枚前後で足ります。 3ターン目までに88%、これ以上増やしてもリターンは小さくなります。

問題はダブルシンボルです。{B}{B}や{G}{G}を要求するカードは、20枚では4ターン目に64%しか揃いません。3回に1回は唱えられないということです。統率者がダブルシンボルなら24〜28枚は確保したいところです。

目安: 各色20〜24枚の色マナ源。統率者のマナ・コストにその色のシンボルが2つ以上あるなら、その色だけ26枚以上に増やす。

色数ごとの現実

36枚の土地を色で分けると、すぐ壁にぶつかります。

  • 2色:18枚ずつでは足りない。両方の色が出る土地が必要
  • 3色:12枚ずつでは論外。多色土地なしでは成立しない
  • 4〜5色:ほぼすべての土地が多色土地になる

両方の色が出る土地は、2色分としてカウントされます。 ここが多色土地の本質的な価値です。

2色デッキの例で考えます。

構成白の源黒の源
平地18・沼181818
平地13・沼13・白黒土地102323

同じ36枚でも、10枚を二色土地に替えるだけで両方の色が20枚台に乗ります。多色デッキの土地にお金をかける価値があるのはこのためです(予算別の組み方)。

おすすめ土地の紹介

多色土地はサイクル(同じ仕組みで色の組み合わせだけが違うカードのまとまり)で覚えると早いです。ここでは統率者戦で使われる主要なサイクルを、実例とあわせて紹介します。

カード名をクリックすると晴れる屋のカード検索が開きます。

統率者戦だけの特別な土地

統率の塔
《統率の塔》 / Command Tower
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《統率の塔》は、統率者の固有色すべてのマナを出せる土地です。アンタップインで、デメリットもありません。

統率者戦専用のカードで、2色以上のデッキならほぼ無条件で採用されます。価格も安いので、多色デッキを組むなら最初に確保してください。《風変わりな果樹園》《祖先の道》も同系統の候補になります。

クラウドランド

雲海
《雲海》 / Sea of Clouds
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対戦相手が2人以上いればアンタップインする2色土地です。《雲海》《特別観覧室》などがこれにあたります。

統率者戦は3〜4人で遊ぶのが基本なので、事実上デメリットなしでアンタップインすることになります。ライフの支払いも条件の確認も不要で、ショックランドやペインランドより扱いが楽です。

  • 10種類すべての2色の組み合わせがそろっている
  • 1対1では機能しないため、多人数戦以外では使われない
  • そのぶん需要が限られ、性能のわりに手が届きやすい

多色デッキなら、統率の塔の次に検討したいサイクルです。

フェッチランド

虹色の眺望
《虹色の眺望》 / Prismatic Vista
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1ライフを支払って生け贄に捧げ、基本土地タイプを持つ土地をライブラリーから探して戦場に出します。《血染めのぬかるみ》《吹きさらしの荒野》が代表例で、《虹色の眺望》はどの基本土地でも持ってこられる万能版です。

  • その場で必要な色を選べるのが最大の利点
  • 後述のショックランドや諜報ランドも持ってこられる(基本土地タイプを持つため)
  • デッキが1枚薄くなるので、引きの質がわずかに上がる

欠点は価格です。統率者戦で必須ではないので、予算が限られるなら後回しで構いません。

ショックランド

血の墓所
《血の墓所》 / Blood Crypt
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2色土地で、2点のライフを支払えばアンタップインします。《血の墓所》(黒赤)や《蒸気孔》(青赤)のように、2色の組み合わせごとに存在します。

開始ライフが40点の統率者戦では、2点はほぼ無視できるコストです。しかも「急がないならタップインで置く」という選択もでき、序盤・終盤どちらでも腐りません。

基本土地タイプを持つため、フェッチランドから持ってこられるのも重要な点です。多色デッキの土台として最初に検討したいサイクルです。

ボルトランド(両面カード)

アガディームの覚醒
《アガディームの覚醒》 / Agadeem's Awakening
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表が呪文、裏が土地という両面カードです。土地面は3点のライフを支払わないとタップインになります。「ショックランド(2点)より1点重い」ことから、ボルトランドと呼ばれています。

単色しか出ませんが、手札の状況に応じて土地としても呪文としても使えるのが強みです。事実上「土地の枚数を増やさずに土地を増やせる」ため、100枚の内訳で言えば呪文枠と土地枠の両方を兼ねます。

ペインランド

硫黄泉
《硫黄泉》 / Sulfurous Springs
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常にアンタップインし、色マナを出すときだけ1点のダメージを受けます。《硫黄泉》《コイロスの洞窟》などです。

無色マナなら痛みなしで出せるため、序盤に置く土地として非常に優秀です。ライフ40点の統率者戦では、支払いの総量が問題になることはめったにありません。ショックランドより安価なので、低予算デッキの現実的な選択肢になります。

チェックランド

竜髑髏の山頂
《竜髑髏の山頂》 / Dragonskull Summit
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対応する基本土地タイプの土地をコントロールしていればアンタップイン。《竜髑髏の山頂》《陽花弁の木立ち》などです。

基本土地を多めに残している構成なら、ほぼアンタップインします。価格が安く、条件も緩いため、費用対効果はサイクル中でも屈指です。ショックランドや諜報ランドと併用すると条件を満たしやすくなります。

スローランドとファストランド

さびれた浜
《さびれた浜》 / Deserted Beach
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似た見た目で、条件が正反対の2つのアンタップインできる2色土地です。

条件得意な場面
スローランド(《さびれた浜》など)自分の土地が2つ以上3ターン目以降
ファストランド(《黒割れの崖》など)自分の土地が2つ以下1〜2ターン目

統率者戦ではスローランドのほうが優秀です。 ゲームが長く、土地を6枚7枚と置くフォーマットなので、ファストランドは中盤以降ほぼタップインになります。他フォーマットでの評価とは逆になる点に注意してください。

諜報ランド

地底街の下水道
《地底街の下水道》 / Undercity Sewers
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タップインの2色土地ですが、戦場に出たときに諜報1(ライブラリーの一番上を見て、墓地に置くか残すか選ぶ)を行います。《地底街の下水道》などがこれにあたります。

タップインの不利を、次のドローの質を上げることで補っています。基本土地タイプを持つのでフェッチランドから持ってこられ、墓地を活用するデッキとも噛み合います。

バウンスランド

アゾリウスの大法官庁
《アゾリウスの大法官庁》 / Azorius Chancery
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タップインしたうえ、自分の土地を1つ手札に戻す必要があります。ただし1枚で2マナ出ます

一見損に見えますが、実質的に土地2枚分として働くため、統率者戦では評価が高いサイクルです。戻した土地はもう一度置けるので、次のターンの土地が確保できるという利点もあります。非常に安価なので、低予算デッキでは特に有力です。

ゲインランド・ギルド門

磨かれたやせ地
《磨かれたやせ地》 / Scoured Barrens
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タップインするだけの二色土地です。《磨かれたやせ地》のようにライフを2点得るものと、《ボロスのギルド門》のように何も付いていないものがあります。

1枚数十円で買えるため、低予算デッキの主力になります。前述のとおりタップインは8枚程度が上限なので、そこまではこのサイクルで埋めるという組み方が現実的です。

トライオーム(3色土地)

ゼイゴスのトライオーム
《ゼイゴスのトライオーム》 / Zagoth Triome
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3色が出るタップイン土地です。基本土地タイプを2つ持つためフェッチランドから持ってこられ、不要な場面ではサイクリングして別のカードに変えられます。

3色以上のデッキでは、1枚で3色分の色マナ源として数えられる価値が非常に大きく、ほぼ必須級です。

色マナが出ない土地の扱い

マナ以外の仕事をする土地(ユーティリティ土地)は効率が良く見えますが、色マナが出ないものは色マナ源から除外して数えてください

無色しか出ない土地を5枚6枚と入れると、そのぶん色事故が増えます。2〜3枚までにとどめ、色マナが出るものを優先するのが無難です。

構成例

単色(黒)

内訳枚数
28
色マナが出るユーティリティ土地4
無色のユーティリティ土地3
合計35

単色は色事故が起きないため、35枚まで減らせます。無色土地を多めに取れるのも単色の特権です。

2色(白黒)

内訳枚数
白黒の二色土地(アンタップイン優先)10
平地12
12
ユーティリティ土地2
合計36

白の源22、黒の源22。両方が目安に乗ります。

3色(白黒赤)

内訳枚数
3色すべて/2色が出る土地18
基本土地(各色4枚ずつ)12
土地を探すカードが持ってくる先を確保(上の基本土地に含む)
ユーティリティ土地2
無色土地1
合計33 + マナ加速で補う

3色以上は土地だけで色を揃え切るのが難しいため、色マナが出るマナ・アーティファクトをマナ加速枠に多めに取り、色マナ源として数えます。「土地33枚+色が出るマナ加速3枚=実質36枚」という数え方です。

よくある失敗

無色土地を入れすぎる

強い効果を持つ無色土地は多く、つい何枚も入れてしまいます。5枚入れれば色マナ源が5枚減るという単純な事実を忘れないでください。

タップインで序盤が止まる

安い二色土地だけで36枚を組むと、1〜3ターン目がすべてタップインという手札が普通に来ます。安価な土地を使うのは正解ですが、序盤用にアンタップインを混ぜてください。

統率者のシンボル数を確認していない

統率者が{W}{B}{B}なら、黒はダブルシンボルです。この場合、黒だけ26枚以上必要になります。統率者を唱えられないデッキは何もできません。 まずここから逆算してください。

「土地36枚」だけ守って中身を見ていない

枚数は目安であって、色が出るかどうかは別の問題です。組み終わったら、色ごとに源を数え直す習慣をつけてください。

コマンダーRECでの探し方

統率者ページのカード一覧で、カードタイプを「土地」に絞ると、その統率者のデッキで実際に使われている土地が採用率順に並びます。

  • 上位に来る土地は、その色の組み合わせで多くの人が使っている定番です
  • 参考価格が出るので、安い順に埋めていくという選び方ができます
  • 日本語名で表示されるため、英語のカード名を知らなくても選べます

同じ色でも統率者によって必要な土地は変わるので、自分の統率者のページで見るのが確実です。

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